YZRIIOの日記

書いたり書かなかったり

JSTQB AL に(なんとか)一発合格した勉強方法

このエントリーは、エムスリーキャリア Advent Calenter 2019の15日目です。

エムスリーキャリア入社以前の話になりますが、巷ではなかなかの難関と話題?のJSTQB AL(TM)になんとか合格できたので、その際にどのように学習したかをまとめておきます。

 

なぜALを受験したのか

QAエンジニアとしてFLは取っておこうと考えFL合格後*1、ALは特に受験する気もないまま何年か経過していました。

しかし、あるときアサインされたプロジェクト(前職)がとても重厚な開発プロセスで、もしやシラバスに書いてあることほとんどやっている?という気づきとともに、

  • 今経験していることとシラバスを紐づけながら学習すれば勉強しやすいのではないか
  • QAエンジニアのキャリアパスに悩んでいたのでAL合格したら自信になるし転職しようかなー

という思いが芽生えました。

また、当時同じプロジェクトにいた仲間も受験に誘ったところ快諾してくれたため、勇気が湧き受験への気持ちが一気に加速しました。*2

学習期間と学習方法

学習期間

  • 受験の約2か月前から開始
  • 週一で2時間学習を8回実施(当初は予習をして臨むつもりでしたが全然予習しませんでしたw)
  • 受験日10日前から3日前くらいまで海外旅行でお休みw(たまたま決まってた)
  • 帰ってからは(シラバス眺めながら)復習

学習方法

週一学習でやったこと

  • 一緒に受験する仲間とカフェに集合(定時後)
  • シラバスの読み合わせ(1回の集合につき下記を3つくらい消化)
    • 読み合わせをする章の学習の目的を確認する

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    学習の目的をまずは確認
    • シラバス当該章を読み合わせながら記述内容の理解を深める議論をする
      • この記述では(自分たちの業務につなげて)このようなことを言っているのではないか
      • ここの記述はどのような意味か
      • といったことを都度都度読むのを止めて議論しました
    • 議論した内容で学習の目的を満たしているか確認し不足していたら補う議論をする
    • 各章これを繰り返す
  • 全8回の中で、シラバスの1章(テストプロセス)2章(テストマネジメント)で80%、残りを20%くらいの割合で実施しました

学習期間、方法への考察

小学生のころ毎年自習用に用意した算数のドリルをやり遂げたことがなかった(長期間の継続が苦手)私にとってはちゃんとやらなないと間に合わない!くらいの開始時期だったのでちょうどよい期間設定だったように思います。

学習方法については、以前JaSSTJSTQBセッションを聞いた際に、学習の目的を理解して…という話があったためこのように進めました。

実際受験してみてALでは用語の意味を問うような暗記で対応できる問題はほとんど出ないため、学習の進め方としてはやはりよかったのではないかと思います。

また、私の場合一人でシラバスを読んでいると内容が理解できなかったり、集中力がなくなりいつのまにか文字を追っているだけの時間になっていることが発生しがちなので、相手がいるというのが非常に大きかったです。

さらに、ドリルや問題集があるわけではないので言語化して人に話すことで自分の理解度を測ることができたという点でも大変役に立ちました。

一緒に受験をする仲間の存在によって受験をする勇気を貰った上に、学習効果も効率も飛躍的に上がったと感じています。

受験するなら必ず見ておきたい資料

ALはシラバス以外の学習素材が少ないですがJSTQB公式サイトにて過去問解説資料が公開されています。こちらは必ず目を通しておいた方が良いと思います。また前述のとおりJaSSTでもJSTQBセッションが行われていたりします。

受験時の心得

テスト時間は長いですが問題数も多く、問題文が長いものも多いです。私も時間ギリギリでやっと終わったという感じで余裕は全然ありませんでした。

1問あたり2~3分以内に解いていかないと時間が足りなくなります。さくっと解答できる問題で貯金をなるべく作り、時間をかけるべきところでかけられるようにしていきましょう。

またシラバスをしっかり読んでいるとなんだか既視感のある問題もあったような記憶です。丸覚えという意味ではなく内容として理解しておくことがとても大事です。

  

これから受験される方に少しでも役立てていただけたら幸いです。

*1:FLは一度落ちて二度目で合格しました

*2:受験料×合格率からリスク分析をするとなかなか躊躇してしまいますが、思いつきを行動に移すことができたという点ではこれが一番大きかった気がします